2018年1月7日日曜日

LinuxBeanでGoogle先生のお世話になり続ける

前回のエントリに書いたとおり、Androidはどうしても起動時が遅く、画面ロックなどの機能との兼ね合いが非常に難しい。
しかしLinuxBeanは32bit版OSなので、Google Chromeはもう更新されないよ!ということも以前に書きました。

で、仕方なくOperaを使おうかと思ったんだけど、これが対応してないページが結構多い。Facebookなんて、文字入力時の動作がヘンテコすぎてでんぐり返るレベルでちょっとやばかったです。ひとことで言って無理。


で、元々Bean14.04パッケにもオプションでインストールできたChromiumは使えないだろうか?ということに。しかし起動しない問題があったので、やはり古いOSはダメなんだろうかと…思っていたら、Chromiumのi386版を公開してくれているグループがいたんです。あなた方が神か。

webサイトはとりあえず省きます(下記のppaで検索すればすぐ出てくるので)
公開されているのはdebやrpmパッケージではないので、aptコマンドでPPAのリポジトリを追加する。

sudo add-apt-repository ppa:canonical-chromium-builds/stage

さてこれでリポジトリの追加はできましたが、aptからインストールしようとしてもバージョンがいくつかあり、指定がうまく行かないのでめんどくさくなって(こういう時いつもラリードライバーはキレるとグリップ走行を始める、というどっちが面倒なのかよくわからない話を思い出す)Synapticを呼び出します。

sudo synaptic

下の画像みたいな感じで、GUIにてインストール指定→適用

インストールはあっけないものですが、果たしてterminalからChromium-browserを呼び出すと

[7906:7940:0105/205139.885796:FATAL:nss_util.cc(631)] NSS_VersionCheck("3.26") fai
led. NSS >= 3.26 is required. Please upgrade to the latest NSS, and if you still g
et this error, contact your distribution maintainer.
中止

こんなエラーが。

で、もっと軽いブラウザなら動作するのかしらん…と思い過去の実績があるらしい「vivaldi」を入れてみることに。これはdebをダウンロードしてきてパッケージマネージャもしくはdpkgコマンドで入れる。今回はめんどくさいのでダブルクリックしてパッケージマネージャ呼びました。

でそのvivaldiを呼び出してみますが

[12108:12340:0105/210550.326701:FATAL:nss_util.cc(632)] NSS_VersionCheck("3.26") f
ailed. NSS >= 3.26 is required. Please upgrade to the latest NSS, and if you still
 get this error, contact your distribution maintainer.
中止

同じくNSSバージョンで引っかかる。そもそもChromeも14.04で一旦対応したらしいんですが、このNSS(セキュリティ仕様書)準拠問題でまた弾かれている様子、もうブラウザの世界標準になっている仕様らしいです。

エラーメッセージには'contact your distribution maintainer'と書いてあるので…どっかにライブラリが落ちてるんじゃね?(爆)と思ってググる→やはりある。しかもaptで取得できるなんて涙ちょちょぎれます。

sudo apt-get install libnss3
sudo apt-get update

コマンドはこれだけです。

でchromiumもvivaldiも起動するってわけ。


そういうわけで、LinuxBeanは復活しました。まあこのままだとサポートしてもらえるのは2019年4月まで(※実はBeanは開発者さんが熊本地震で被災されており、今後のバージョンアップも不透明だったりする)なんだけど、次のモバイル用PC(多分タブレットPCを狙う)を選ぶ時間稼ぎは充分できます。よかったね!

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