2018年1月3日水曜日

Inspiron mini 1012にAndroidを入れる(続き)

前回の絵エントリの続きです。

単刀直入に書きますと、実は前回動いていたのはUSBブートのAndroidだったんです。

ハードディスクに入れたAndroid−x86、どうも7.1の内容に少々問題があるようでして、インストール時にext4ファイルシステムをオススメしてくるのにブートローダーGRUBがext4ファイルシステムだとブートできないという。端的に言ってひどい。

いや、正確に言うとインストールするときにはブートできるらしいんですが、例えばLinuxBeanなどはGRUB2ブートローダを使っているので、デュアルブートしようとするとどちらか片方しか読めないというか、この問題を知っていてAndroid−x86インストール時にGRUBをインストールせずにいると、ハードディスクから認識できなくなるということなんです(ややこしいな!)
参考:

Android x86 6.0をUSBメモリにインストールする

ということで設定ファイルを手動で書き換えてやろうかとも思っていたんですが、調査の結果、isoファイルからLiveUSBを作ってインストールする、と言うLinuxの定石ではなく、同様に配布されているrpmパッケージから直接インストールすることができる!ことが判明しました。えええマジで。だってこれOSでしょ???

ですが、やってみたらできたのです。実際にこのエントリはネットブックに入れたAndroidから書いております。
てなわけで、以下今回作業の手順。

LinuxBean14.04LTSのisoをダウンロード


詳しくは、ググってください。

今回の素体・Inspiron mini 1012にはこの辺が限界です。
※同じLXDEデスクトップ環境のLubuntuも試してみましたがやっぱり起動できませんでした


UNetBootInでLinuxBeanのLiveUSBをつくる


これも、ググればすぐ出てきます。(他力本願)

さらに良いことには、Windowで作成する場合、インストールする必要がなくダウンロードしてきたEXE実行・isoを指定するだけです。余裕すぎる。

Linuxでもaptでインストールできたはず、確か。


Live起動からLinuxBeanをインストール


作成したLiveUSBメモリをPCに挿し、電源を入れます。

ブート画面が出たら、Install to harddriveを選択します。インストール方法をきかれたら、一番下の’カスタム’を選択し、フォーマットとパーティションを設定します。

★今回は以下の通りに構成しました。
  1. hda1をext4にして80GB割り当てる。マウント位置は「/」(OS用)。
  2. hda2に2.6GB割り当て、スワップ領域に。
  3. hda3に残りを割り当て、マウント位置は「/home」(データ用)。
ここまで設定したら実行。ディスクのフォーマット含めてやってくれます。homeディレクトリの暗号化も本当はやりたかったんですが時間がないので割愛しました。


ブラウザでAndroid-x86-xxx.rpmをダウンロード


LinuxBeanが起動したら最低限の設定を済ませ、ブラウザ(Operaですね)でAndroid−x86のrpmパッケージをダウンロードします。先述の通り7.1はちょっと不安(マシンスペック的にもね)なので、6.0-rc3を選びました。今使ってるスマホと同じバージョンなので、操作もわかりやすいしね。

あ、後々のことを考えて「ダウンロード」ディレクトリではなく「/home」に置きました。あまり関係ないかもしれないけど。


AlienでrpmパッケージからAndroidーx86をインストール


まず、ターミナルでAlienをインストールします。

$ sudo apt install alien

これができたら、いよいよインストールです。カレントディレクトリを変更して、Alienで実行するだけ。

$ cd /home
$ sudo alien -ci android-x86-6.0-rc3.i686.rpm

これだけでしたね。ターミナル上になかなか出力がされないので不安になりますが、少し放っておけば大丈夫。そのうち結果が出力され、リブートを促されます。

リブートしてLinuxBeanとAndroid−x86どちらもブートできることを確認したら、終了です。

あとは、アプリやハードウェアなど含めた使い勝手ですが、だいぶ長くなったのでまた別のエントリを立てることにします。

いやー疲れた。

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