2018年1月27日土曜日

obkeyでスクショをキーバインドで動作させる

勘の良い皆様におかれましてはもうお気づきだとは思いますが、実は前回の記事にスクショを付けようと思ってうまくいかず、スマホで写真を撮って挿入しました。
まあbloggerはgoogleフォトにアップロードするだけなんで実に簡単なんですけど…

元々Linuxってスクリーンショットは使いにくかった記憶はあるんですよね。でもGUIあるんだしなんとかしてできねーのかなと思いました。左端のパネルにもスクリーンショットあるし。


XfceではXfce4-screenshooterというアプリなんですけど、この状態だといちいち左端までカーソル持っていかなきゃいけない訳です。できればキーバインドで使いたい。

一応printscreenボタンでも動作するんですけど、パネルからの時と同じく範囲選択がデフォルトになっている。また毎回設定を選択しないといけない。この設定を変更して使いたいわけです。


で調べていきますと、Linuxbeanでは設定ファイル編集を「obkey」で行っていることがわかりました。左下のメニューボタン、Windows用マシン/キーボードなら[]ボタン→[設定]→[obkey]で選択します。

obkeyを起動したところ

設定変更方法としては、左ペインのキーパターンから「Print」を選択して、右上の「command」でコマンドラインを指定します。今回は全画面[--fullscreen/-f]、マウスポインターも入れる[--mouse/-m]、保存する[--save/-s;引数にディレクトリパスを指定]という設定にしました。コマンドは以下の通り。

xfce4-screenshooter -f -m -s /home/[ユーザー名]/ピクチャ

[Ctrl]+[Printscreen]とかにしたい人は、新しく作成する必要がありそう。その場合は、左ペイン左上の保存ボタンを押したあとに、右上カドの赤い✖ボタンを押して終了しないと反映されないようですので注意。

2018年1月26日金曜日

デスクトップにシンボリックリンクを配置しよう

発端は、娘がスマホ(以前購入してた"おもちゃ")を壊した(遂に)ので、LinuxマシンにTwitterクライアントを入れようとしたことでした。「Twitterができないと困る!」みたいに騒ぐので。

PCなら普通はクライアントでなくブラウザからアクセスするんでしょうけど、普段はTweetdeckを使っており、つまり本体はChrome[Chromium]ですので、ログイン情報を共有しているためどのChromeからも自分のアカウントにつながってしまう。なのでブラウザはアウト。別のものも見れてしまうし。

それに、しばらくしたらスマホを買う予定になっているので、それまでの繋ぎでしかない訳です。クライアントなら、後で接続許可を取り消すだけで済みます。ログイン情報ごと削除できる。


ということでクライアントを探してググるわけなのだが、如何せんLinuxbeanは古いので、入れられるモノは限られます。色々探しましたが、今回はNocturnを選択しました。最早32bitOSで使用できるデスクトップアプリに選択肢はあまりないのであります。


さてダウンロードしてunzipしてみると、どうやらバイナリファイルを実行するだけ。公式やメジャーなアプリ(corebirdとか)と比べると機能は足りないけど、不要になったら削除するだけなので実に都合がよいと思います。


とは言え、ずっと[~/ダウンロード]においておくのも何なので[~/ドキュメント]に移す。で、娘が使うことを考えて、Windowsよろしくデスクトップにショートカットを置いておきたい…シンボリックリンクを作ればいいのかな?ということに。

lnコマンドでいろいろやってみるんだけど、なんだかうまく参照できない。どうやら実行時のカレントディレクトリの問題があるらしいです。じゃあってんで、デスクトップから右クリックしてみたらアナタ、できるじゃありませんか。

ほとんどwindowsですねこれは 

拡張子「.desktop」は消さないほうがいい感じ

できたアイコンを右クリ→編集

「コマンド」に本体のフルパス、「ディレクトリ」にディレクトリパスを指定すればよい


リンクの編集で、どうやらコマンドだけでなく参照ディレクトリを指定するのがミソのよう。あとアイコンも変更できました。


とりあえず、これで終了です。全部ターミナルからコマンドラインでやらなきゃいけないとかいうことはないです。GUI慣れしてしまった現在のユーザーにも優しくなってますなあ。


今度使いたいバイナリファイルがあったら、この手を使うと良さそうですね。

2018年1月8日月曜日

Excelのちょっといい技

今度はExcelです。
…ていうか、昨年のうちに書いておきたかったネタなんですけど。なんだかんだで遅くなってしまいました。


Excel2010以降インターフェースが色々変わってますが、その中で数式バーが拡張できる設定があります。右端のVマークをクリックするやつです。

そうすると2行表示できるな〜とは思っていたんですけど、実はその状態だと[Alt]+[Enter]で改行した際にセル内容全部表示してくれるんですよね。

こんな感じ。

なんで、画像のようにIF文で入れ子になってるような数式を書くとき超絶便利です。

是非お試しください。

2018年1月7日日曜日

LinuxBeanでGoogle先生のお世話になり続ける

前回のエントリに書いたとおり、Androidはどうしても起動時が遅く、画面ロックなどの機能との兼ね合いが非常に難しい。
しかしLinuxBeanは32bit版OSなので、Google Chromeはもう更新されないよ!ということも以前に書きました。

で、仕方なくOperaを使おうかと思ったんだけど、これが対応してないページが結構多い。Facebookなんて、文字入力時の動作がヘンテコすぎてでんぐり返るレベルでちょっとやばかったです。ひとことで言って無理。


で、元々Bean14.04パッケにもオプションでインストールできたChromiumは使えないだろうか?ということに。しかし起動しない問題があったので、やはり古いOSはダメなんだろうかと…思っていたら、Chromiumのi386版を公開してくれているグループがいたんです。あなた方が神か。

webサイトはとりあえず省きます(下記のppaで検索すればすぐ出てくるので)
公開されているのはdebやrpmパッケージではないので、aptコマンドでPPAのリポジトリを追加する。

sudo add-apt-repository ppa:canonical-chromium-builds/stage

さてこれでリポジトリの追加はできましたが、aptからインストールしようとしてもバージョンがいくつかあり、指定がうまく行かないのでめんどくさくなって(こういう時いつもラリードライバーはキレるとグリップ走行を始める、というどっちが面倒なのかよくわからない話を思い出す)Synapticを呼び出します。

sudo synaptic

下の画像みたいな感じで、GUIにてインストール指定→適用

インストールはあっけないものですが、果たしてterminalからChromium-browserを呼び出すと

[7906:7940:0105/205139.885796:FATAL:nss_util.cc(631)] NSS_VersionCheck("3.26") fai
led. NSS >= 3.26 is required. Please upgrade to the latest NSS, and if you still g
et this error, contact your distribution maintainer.
中止

こんなエラーが。

で、もっと軽いブラウザなら動作するのかしらん…と思い過去の実績があるらしい「vivaldi」を入れてみることに。これはdebをダウンロードしてきてパッケージマネージャもしくはdpkgコマンドで入れる。今回はめんどくさいのでダブルクリックしてパッケージマネージャ呼びました。

でそのvivaldiを呼び出してみますが

[12108:12340:0105/210550.326701:FATAL:nss_util.cc(632)] NSS_VersionCheck("3.26") f
ailed. NSS >= 3.26 is required. Please upgrade to the latest NSS, and if you still
 get this error, contact your distribution maintainer.
中止

同じくNSSバージョンで引っかかる。そもそもChromeも14.04で一旦対応したらしいんですが、このNSS(セキュリティ仕様書)準拠問題でまた弾かれている様子、もうブラウザの世界標準になっている仕様らしいです。

エラーメッセージには'contact your distribution maintainer'と書いてあるので…どっかにライブラリが落ちてるんじゃね?(爆)と思ってググる→やはりある。しかもaptで取得できるなんて涙ちょちょぎれます。

sudo apt-get install libnss3
sudo apt-get update

コマンドはこれだけです。

でchromiumもvivaldiも起動するってわけ。


そういうわけで、LinuxBeanは復活しました。まあこのままだとサポートしてもらえるのは2019年4月まで(※実はBeanは開発者さんが熊本地震で被災されており、今後のバージョンアップも不透明だったりする)なんだけど、次のモバイル用PC(多分タブレットPCを狙う)を選ぶ時間稼ぎは充分できます。よかったね!

2018年1月6日土曜日

変態Androidネットブックの使い勝手

さて前回書いたAndroid-x86を使った感想です。


まず、やはりCPUがシングルプロセスなのは辛いものがある。

起動からWi-Fiに接続するまでに時間が掛かるし、CPUが目一杯動作してるのでその間も少し待たないといけない。確かに、Androidスマホもタブレットも起動時は時間かかりますもんね。その後は基本電源落とさないから感じないですが。

その癖、あまり放置するとハングアップする。ホーム画面のまま。これはタッチ対応液晶パネル向けに設計されてるのでしょうがないことなんでしょうけど、画面の制御について通常の液晶と相性が悪いのかもしれない。


さて、更にChromeがハングアップして強制終了したあとは、再起動してアプリを開くと終了時のページを再読込してくれるのが大変余計なお世話。これでまたハングアップの原因になる。


その他にも問題はあります。

  • Facebookアプリが起動しない。アンインストール。
  • Twitterはメモリ食い過ぎでなかなか動かない。
  • 基本、web閲覧系アプリはキャッシュ等の関係か、2回目以降の起動が重い。

それでも、Chromeが[とりあえず]使えるのは大きいんですよね…デュアルブートしてるLinuxBeanだとブラウザがOperaで、正しく表示されないページも結構ある。

pixivなんかは「ページを自動的にダウンロード」のチェックを外しておけば、PC用ページを表示してもそんなに重くならずに済みます。アプリが起動しないFacebookはページが重すぎるのかな、Chromeでもろくに閲覧できない有り様。


それよりも大変だったのは、無線マウスの接続が切れ気味なので、ホーム画面のアプリ配置変更です。備え付けのタッチパッドでは「長押し」がほぼ無理なので、有線マウスが必須だということです。なんなら普通に使うのも有線のほうが強い。ペンタブを持ってる人はそれ使うのがベストかも。

というよりも、やはりタッチパネル液晶・マルチプロセスのCPUは必須ということでしょうか。バックグラウンドでいろんな処理してるんだよなあ、Androidは。ちょっと遊ぶにはいいけど、起動の遅さも含めて常用のOSにはならないというところでしょうか。Bloggerのエントリ書くには悪くはないんですけど、残念なことでした。もう少し新しめのPCを手に入れたらまたやってみようかな。

2018年1月3日水曜日

Inspiron mini 1012にAndroidを入れる(続き)

前回の絵エントリの続きです。

単刀直入に書きますと、実は前回動いていたのはUSBブートのAndroidだったんです。

ハードディスクに入れたAndroid−x86、どうも7.1の内容に少々問題があるようでして、インストール時にext4ファイルシステムをオススメしてくるのにブートローダーGRUBがext4ファイルシステムだとブートできないという。端的に言ってひどい。

いや、正確に言うとインストールするときにはブートできるらしいんですが、例えばLinuxBeanなどはGRUB2ブートローダを使っているので、デュアルブートしようとするとどちらか片方しか読めないというか、この問題を知っていてAndroid−x86インストール時にGRUBをインストールせずにいると、ハードディスクから認識できなくなるということなんです(ややこしいな!)
参考:

Android x86 6.0をUSBメモリにインストールする

ということで設定ファイルを手動で書き換えてやろうかとも思っていたんですが、調査の結果、isoファイルからLiveUSBを作ってインストールする、と言うLinuxの定石ではなく、同様に配布されているrpmパッケージから直接インストールすることができる!ことが判明しました。えええマジで。だってこれOSでしょ???

ですが、やってみたらできたのです。実際にこのエントリはネットブックに入れたAndroidから書いております。
てなわけで、以下今回作業の手順。

LinuxBean14.04LTSのisoをダウンロード


詳しくは、ググってください。

今回の素体・Inspiron mini 1012にはこの辺が限界です。
※同じLXDEデスクトップ環境のLubuntuも試してみましたがやっぱり起動できませんでした


UNetBootInでLinuxBeanのLiveUSBをつくる


これも、ググればすぐ出てきます。(他力本願)

さらに良いことには、Windowで作成する場合、インストールする必要がなくダウンロードしてきたEXE実行・isoを指定するだけです。余裕すぎる。

Linuxでもaptでインストールできたはず、確か。


Live起動からLinuxBeanをインストール


作成したLiveUSBメモリをPCに挿し、電源を入れます。

ブート画面が出たら、Install to harddriveを選択します。インストール方法をきかれたら、一番下の’カスタム’を選択し、フォーマットとパーティションを設定します。

★今回は以下の通りに構成しました。
  1. hda1をext4にして80GB割り当てる。マウント位置は「/」(OS用)。
  2. hda2に2.6GB割り当て、スワップ領域に。
  3. hda3に残りを割り当て、マウント位置は「/home」(データ用)。
ここまで設定したら実行。ディスクのフォーマット含めてやってくれます。homeディレクトリの暗号化も本当はやりたかったんですが時間がないので割愛しました。


ブラウザでAndroid-x86-xxx.rpmをダウンロード


LinuxBeanが起動したら最低限の設定を済ませ、ブラウザ(Operaですね)でAndroid−x86のrpmパッケージをダウンロードします。先述の通り7.1はちょっと不安(マシンスペック的にもね)なので、6.0-rc3を選びました。今使ってるスマホと同じバージョンなので、操作もわかりやすいしね。

あ、後々のことを考えて「ダウンロード」ディレクトリではなく「/home」に置きました。あまり関係ないかもしれないけど。


AlienでrpmパッケージからAndroidーx86をインストール


まず、ターミナルでAlienをインストールします。

$ sudo apt install alien

これができたら、いよいよインストールです。カレントディレクトリを変更して、Alienで実行するだけ。

$ cd /home
$ sudo alien -ci android-x86-6.0-rc3.i686.rpm

これだけでしたね。ターミナル上になかなか出力がされないので不安になりますが、少し放っておけば大丈夫。そのうち結果が出力され、リブートを促されます。

リブートしてLinuxBeanとAndroid−x86どちらもブートできることを確認したら、終了です。

あとは、アプリやハードウェアなど含めた使い勝手ですが、だいぶ長くなったのでまた別のエントリを立てることにします。

いやー疲れた。

2018年1月1日月曜日

DELL Inspiron mini 1012にAndroid-x86を入れてみた

ここ何年かLinux Beanを使ってたんですが、BeanってUbuntuの派生ディストリで前のLTS(Long Time Support)バージョンなので、Google様に「Chromeもうサポートしねえよ?」って言われちゃって。
私、WebブラウジングはGoogle様に頼りっきりなので、Chromeが古いままだと色々困るんですよね。セキュリティ的にも不安ですし。

ってんで、まずChromeOSを入れようかなと思ったんですけど、自分でビルドするのも結構面倒くさくて…というか、正月の暇にまかせていっちょやったろうくらいのノリだったので、さすがにその気合は入らず、「そういえばAndroidってLinuxだったし、入れられるんじゃね?」くらいの軽い気持ちでググったら出てきたんですよ。↓

無料OSでアンドロイドPCへ…大きな画面で通信気にせず!|Report Hot Cafe

スマホってPCとはまた別のCPU使ってるので、Androidは勿論そちら向けのバイナリファイルになってるわけですが、それをx86等のPC向けCPU用に構成し直したOSということになります。

リンク先辿ってってもらうとダウンロードサイトが出てきて、そこから32bit版の1つ前のファイル(7.4-r2)を落としました。で、UNetBootinとかでもコンソールからでもいいんですけど、空のUSBメモリにインストールしてLiveUSBディスクを作成。

問題はLive起動がうんとこさ重かったことで、正月朝からはじめたのに昼飯食べてもろくに動かず強制終了しまくっていたことです。なので、特に未練もなくなっていたLinux Beanをまるっと削除してクリーンインストールしてやりました。元々パーティションも切ってなかったのでデュアルブートが難しかったというのもあります。

で、できた状態が次の画像。


アプリ、とりあえずTwitterは入れました…重いけど。スマホ使っててもゲームなんかより余程メモリ食ってるからなあTwitter。他にも色々入れて試してみようと思います。

明けましておめでとうございます

昨年は最後に書いた記事が2月!けっこうびっくり。

でもネタがなかったのも事実。今年はもう少し書きたいなあと思います。