2021年10月13日水曜日

ラズパイのファンを制御する

 前回のラズパイNAS、ひと月ほど使ったところでファンがうるさくなってきてしまいました。古くなった冷蔵庫がたまに唸りを上げますがそれより耳障りな高い音のジーっと言うような音。色々調べたらどうもファンの取り付け方向が逆だったようです…。


(こういうことらしい)

そこで付けなおしてみたんですけど、特にそれで静かになりません。気になり始めるとより気になるのが人の常、下手したら電気ビーバーよりうるさい。おまけに安物ケースだからか取り付け時に締めすぎたのか、ネジ止めの支柱?みたいのがねじ切れてしまいました。

また安物ファンでも本体についている電源GPIOピンを使えばSoC温度が低いときにはファンを止めておけるかも、という情報を得て挑戦しましたがこれも動作せず。でもさらに調べるうちに公式が温度で制御可能なファンを販売しているらしい…そもそもファン制御の機能はわざわざ追加されたものらしいので。

ということなので、公式(スイッチサイエンス)でケースと合わせて購入しました。なんてったって、ケース・ファン・送料全部コミで3000円以下ですから。

Raspberry Pi 4 用ケースファン

上記リンク先見ていただけば分かりますが、組付けはここに書いてある通りです。

公式ケース。

ファンの箱。マニュアルはこれと

これだけ。

ファンの取り付け方だけちょっと分かりにくかったんですが、上記商品ページの動画を見ればおそらく大丈夫。私はわかりました。

GPIOヘッダーの5Vピン(4番)に赤、GND(6番)に黒、GPIO14(8番)に青を挿します。
(ピン番号とGPIOナンバーとの対照表。わかりにくい)


前のスターターキットから本体基盤を取り外します。以下の写真ではまだヒートシンクがついていますが、全て外してファン付属の大きなヒートシンクをSoCにだけ、貼り付けて公式ケースに組み込みました。

途中経過をもっとこまめに撮っておけばよかった…

あとは電源を入れて、設定をします。商品ページにある説明はGUI前提で書かれていますが、当方CUI(Rapsbian Lite)なので、TeraTerm等でRaspberry.localにアクセスし、以下で呼び出します。

$ sudo raspi-config

Configを呼び出したら2以降は書いてある通り。私は設定温度だけ60℃にしました。今のところ全然動作していませんが、60℃を超えるとファンが回り始めるのは確認しました。これで安心です。動作していなければ言うまでもなく静かです。冷蔵庫の方がうるさいです(笑)

ファンが回っていないと、55~56℃くらいで推移しているみたいですね。まあこのくらいの温度なら大丈夫じゃないでしょうか。

一安心したので、ついでにファイアウォールの設定をしました。「ufw」をインストールして、(詳しくは省きますが)家庭内ネットワークのみ許可していったん終了。ユーザー管理だとかポートをどうしようとかありますが、今後VPNサーバーとしての運用も考えているので、それ調べるときにでも設定をするつもりです。


今回の教訓は、「まず公式から買え」ということかな。結果的に余計な出費となってしまった感は否めませんでした。安きゃいいってもんではない、とは思っていたけど、やはりAmazonに頼りすぎだったかも…。